入院〜手術前夜。病室にも仕事環境を。1800カロリーの真実。眠れぬ夜。

3月8日。いよいよ入院である。事情あって還暦前というのに独身であるから、こういう時の手続きには困る。「入院保証人」「手術立会人」とかが、親族でないといけない。大恋愛中の恋人や、死命を分かつ盟友でもあかんのです。

案内された個室の窓からは、昨日まで働いていたオフィスが見える。みんなあそこで営々と仕事してるんやなあ。会社の見える病院というのも微妙に療養感がないですね。


ちょっとややこしい仕事を片付けきれなかったので、PCごと持ち込んでしまった。流石に個室の威力で、PC持ち込み・携帯電話の室内通話OKなんですね。しかしまあ手術前日のこの日に、ひっきりなしにメールは来るし電話はかかるし。結局夜の9時頃まで仕事に追われておりました。普段そんなに忙しくないのに。病室で退屈しているだろうなあ、という周囲のお心遣いだったのかもしれませぬ。


病室は14平米ほどで、テレビ・冷蔵庫に有線440chがつく。ただしこの有線はイヤホン専用なので、私は使わなかった。もし長期入院になるなら、PC用の小型スピーカーをアマゾンで購入して病室付で取り寄せるというのもアリかな、とは思いましたけど。あと、トイレとシャワールームが付いている。医療保険に入っているから、差額ベッド代はきちんと出るので(そのために月々保険料を払っているのだ)、精神的に負担感はない。


入院当日の食事は、あてがい扶持で、この夜はカレーコロッケとわけぎのヌタと炊き合わせであった。味付けが薄いのと、出汁を感じないのは、まあしかたがない。でもそれなりに受け入れられるお味でした。一応減塩で一日1800キロカロリーに計算されている。へえっ、1800ってこんだけしかないの?とびっくりした。実際にきちんと計量された1800キロカロリーを食べてみると(病院にいる分にはこれで足りるから不思議)、普段は自分の意識の中で2000カロリーくらいの食生活を送っているつもりだけど、厳密に計測したらきっと2500カロリー近く食べているんじゃないだろうか。


夜、なかなか寝付けないで窓の外に広がる土佐堀川の夜景を眺める。明日は人生初の全身麻酔手術である。大酒呑みの私にきちんと麻酔は効くのか。術後の痛みはどうなのか。はたまた麻酔明けの譫妄状態で、人はいろいろ普段抑圧していることを叫んだりするらしいが、私は何を叫ぶのか。人生初体験だけにどうしたってビビってしまう。


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