手術前カウントダウンの七日間。焼肉・鰻にカレースパ。

3月2日の夜。家の近所、紅梅町の「味楽園」へ。ここはなんでも「ハーフ」にしてくれるので、一人焼肉にももってこいです。レバー・上ハラミ・ロースをあわせて1.5人前。これにサニーレタスとキムチ。のちほど小ライスをつけて大満足。隣で同じくひとり焼肉やっている(多分私と同年輩の)おじさんは、肉のお代わりを繰り返して、どうだろう、5人前は軽くやっつけていた。「肉、好きなんです」などと言いつつ。すげーなあ。同じ歳くらいの人間が、健啖であることを見ると、なんであれ尊敬の念が湧く。こと食欲に関しては、完全に人生の後半期に入ってしまった。


他人の食欲に圧倒されて、バーやスナックに行く気力もなく。そのまま帰宅して自宅でハイボールを。PCいじったり、文庫本を見ながら「茎わかめ」で一杯やるのは、これも独身酒飲みの楽しい時間ではありますが。


おひな祭りの土曜日に、一緒に遊ぶ仲間もなく、ゴルフに誘ってももらえず。ひとりやさぐれて、やはり近所にて激辛の坦々麺を。キングクリムゾンとかピンクフロイドが大音量で流れる、音楽的には70年代プログレ・サイケでいうことないのだけど。麺は茹で加減がええ加減な上に、湯切りが悪いのかもっちゃりしているし、スープは生ぬるいし。それなりに辛いのだけど、なんか今ひとつ足りないんだよね。


週が変わって3月5日。何かと忙しく、多忙の証はインデアンカレー。小麦粉と脂で練り合わされたカレールーといい、茹であげてからサラダオイルをまぶして保存され、さらに大量の油で炒め直して供されるスパゲティといい、糖質と脂質のかたまりみたいな食事なのだけど、気合いで乗り切りたい午後を控えていると、こういう火薬をカラダに詰め込みたくなるんですよね。


夕方5時過ぎまであたふたと仕事を片付けて、そのまま新大阪へ。「のぞみ」がほとんど満席だったので、手近な「ひかり」に乗り込む。所要時間は30分も変わらないで、隣に誰も座ることなく移動できるから、時間に余裕があるときには使います。


慌てて乗ったので、夕食の弁当を買う暇もなく、車内販売に頼ることに。なんとまあ駅弁が売り切れで、ビフカツサンドとビールが夕食になりました。昼も夜も戦闘食やなあ。


東京では新橋で(昨年末に転勤した)S君と一献。そのまま定宿のホテルに直行して、早めに寝てしまった。はしご酒する元気がないのです。口の端がきれていて、これはカラダがへばっている時のサインだから、こういうときに無理は禁物。トシだからな。

6日は、朝10時に新橋、13時に神田、15時に新橋と、打ち合わせ3段活用で、これは神田の「うな正」で鰻でも補給しないと保たないです。しかし国産鰻で980円は立派。


仕事が終わればとっとと帰る。翌々日から入院だし、色々と準備もあるし。帰りの新幹線も「のぞみ」が混んでいたので「ひかり」にして、ゆったり座って戻った。


3月7日。入院前日である。昼飯は鯖で締めてやるつもりだったのだけど、一緒に出た後輩が「時間がない」とのたまうので近くの「徐園」へ。セットものはボリュームがありすぎるので、「春野菜の焼きそば」に。量が大陸中国的に巨大だったので持て余す。美味しいんだけどね。


この日はとっとと帰って翌日からの入院に備えて荷造り。近所の洋食屋で「まあ12日から13日に退院やから4〜5日は禁酒やなあ」などと言って一献。さらにバーで「こいつが最後の一杯」などと言って店を出たところで、畏友のMと出くわしてしまった。当然もう一杯行きますよね。人生初の全身麻酔手術まであと2日。果たしていかなることになりますやら。

コメント

このブログの人気の投稿

二日酔いに劇的効果(個人の感想です)オロナミンC。一年計画で歯医者へ。麺類は続く。

揺れない富山

牛鮭定食万歳。自宅で吉野家の味を再現。