Skulking little devil.

私は酒呑みなので、肝臓のことについてある程度は敏感にならざるを得ない。先日も健康関連のサイトをサーチし、慢性肝炎の前駆症状を調べてみた。

・強い倦怠感
・総じてやる気がうせる
・不眠症
・昼間の眠気

近来はネコも不眠症とか。

なんやこれ、自分の日常そのままやんけ。朝、出社してもなんだかやる気が出ない。昼間は眠気との闘いで、来客があったり、商談で外出でもしていないと睡魔がパソコンの画面越しに襲ってくる。特にコンプライアンス関係の社内法規、関連諸注意事項など読んでいると最悪である。

報告書の作成、各種車内申請書の起案なども、わりとギリギリまで手をつけずに抛っておいてしまう。肝機能の低下がもたらすのか、ものぐさになってしまう。

おまけにすぐ疲れる。ちょっと残業しただけで「あ~疲れた」とこぼす。肉体の疲労には甘いもの、精神の疲労にはアルコールと、これは有史以前からの決まりごとなので、きちんと履行する。つまり桜木町へ進軍する。気分が良くなるほどに杯を重ねること深更におよび、翌日がまた深い倦怠感とともに始まることになる。愚行の連鎖。




この夏は確かに暑い。例年は気温が上がってもせいぜい33℃くらいの富山市が、連日35℃を記録している。本日午前10時にベランダから撮影したものだが、暑熱感が伝わってはこないか。ってフツーには会社にいる時間だろ?ええまあ。別に二日酔いで半休を頂いているわけでもなく、失態を演じて自宅待機になったわけでもありません。労働者の正当な権利、年次有給休暇を取得しただけであります。

有給を取ったからって、どこかへ旅行へ行かなければならない訳じゃない。ひねもすのたりのたりして、日頃の肉体および精神の疲労を回復させ、新鮮な体力を企業活動における利益追求に行使せしめなくてならないのである。ああ企業戦士。



ところが、今日はお休みだとわかっていると、どうなるか。昨夜遅くまで呑んでいたのにも関わらず、まずは目覚めのいい起床に始まります。北日本新聞とスポニチを(なにしろ昨夜、タイガースが首位になったからねえ)、丹念に読み、きつね蕎麦の朝食をしたためる。

何しろ天気がいいから、布団を干し、その間に洗濯機を回す。シーツや枕カバー、布団カバーも取り替える。部屋の中がホコリっぽくなったので、いつもより入念に掃除をする。洗面所や台所の流し台もきれいに手入れする。抛ったらかしにしていた書籍類を、既読のものは書棚に格納し、未読のものは読むべき順番に重ねなおす。インターネットのプロバイダ契約を変更するので、契約書面を仔細に検討し、接続業者に電話で指示をする。

休日だからのんびりして、昨夜届いた北方謙三の「楊令伝第14巻」でも寝ころんで読んでおればいいのに。持って生まれた精力的性格と、真夏でもゴルフワンハーフを徒歩でラウンドする不屈の体力は、50の坂を越えても衰えることを知らないようである。

窓を見下ろすと酷暑のなか、クールビズ姿のサラリーマンがランチを求めて彷徨している。目に力がなく、虚脱感と疲労感が漂っている。肝臓でも悪いんじゃないのか。

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