投票率に暗澹。だし巻き卵と国家百年の計。

暮夜ひそかにハイボールなど自宅で作りつつ思うことは「明日の朝何を食おうか」だったりする。特に最近、だし巻き卵の作り方に凝っていていかにふんわり軽やかに焼き上げてやろうかと思う真摯さは、国政選挙の投票に対するそれを上回っているかもしれない。


普段は卵に出汁と薄口醤油と味淋を加えてかき混ぜて、サラダオイルとごま油半々で焼き上げる。たまに丁寧にする時は、片栗粉少々を混ぜ合わせて万能こし器でなめらかにしてやることも。手間だけど。

しかし先日、「トロロを卵ひとつに大さじ一杯ほどいれるとふんわりなめらかになる」との情報に接したのでさっそく休日の朝に試してみることにしました。


確かにふんわりふっくらと焼き上がりました。しかしまとまり難きこと我が国の第三極と言われる方々のごとし。巻き込むのも引っ繰り返すのも大苦労しました。細心の注意をかさねて、持ちうるすべての料理センスをフル稼働させてようやく成功にこぎ着けた次第です。人も卵もまとめるのは大変だ。
しかし出勤前にこんな芸当をしていては仕事の前に疲れそうなんで、腕が馴れるまでは休日スペシャルといたします。

で、日曜日の朝食がざっとこんな按配になりました。身体が要求するのかこの冬はなぜか毎朝大根おろしが食卓に並びます。旨いっすよね、朝の大根おろしって。


 先週は出張やら会合やらで大変だったのですが、越中にしては気候がまともで立山連峰がめずらしくきれいに顔を出してくれて。おもわず仕事の途中に市役所の展望塔にのぼって、備え付けの望遠鏡に携帯電話のカメラをあわせて一枚。超望遠で見ると雪渓が本当に見事で。


ロングカットの市内風景はこんな感じ。市内に二階建て以上の家屋がなかった江戸時代から明治にかけてはいたるところからこんな絶景が見られたんでしょうね。明治に入って西洋建築が導入されても「越中に二階以上の建築を禁ず」くらいに徹底しておれば今ごろ世界的観光都市になっていたかも。どうせ土地は有り余るほどあるんだし。国家百年の計とはよく言ったもんです。


時分どきに市役所に行くと、食堂が市民に開放されているので時々利用します。この日は14時を回っていたのでカレーと麺類だけ。でも16時までやってくれるので昼メシを取り損なった時なんか便利です。


お役所が提供するカレーとしてはいいランクです。いわゆる家庭のカレーに近いのだけれど、きちんとスパイシーで私は好きだなあ。ソースよりも醤油をたらしていただくとなかなかのもんです。食通で知られる森市長の庭訓が行き渡っているのかもしれません。


投票日前で、期日前投票に来る市民がロビーに散見されましたが投票率が史上最低に終わったのは既報のとおり。民主主義を解体するのは民衆自体であるのはギリシャ・ローマ時代から変わらぬ真実ではありますが。選挙が終わってこの一文をしたためながら暗澹たる気分ではあります。選挙結果はどうあれ、国民の四割が棄権している場合じゃないと思うんですけどね、この国を囲む現状は。


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