九条葱万歳。富山ケンミンに教えてやりたい。高岡氷見うどんのコシと富山産長芋のコシと貴女の腰と。

最近ほとんど食日記化しとるな~と思う。異常な暖冬らしく雪がほとんど降らないから、今の時期ならではの雪景色&雪苦労ばなし、って訳にいかないし。

僕の大好きな一平飯店の「ウマニそば」。写真じゃ表現できないデフォルトでも大盛りなのだ。完食するのがひと苦労。しかも厨師が加減を間違ったかこの日は油の量は半端なかった。よく見るとわかるでしょう、丼の表面5ミリくらいが油の層になっていてべとべとどろどろ、まるで旭川ラーメンか一時はやった油ソバかって具合。


そんな夜はせめてアッサリとした夕餉を。鮪の山かけにセロリの塩炒め、ピーマンとうす揚げの和え物と金沢駅で買ってきた「山代温泉ゆがき玉子」。富山産のちょっとワイルドな長芋を初めて試し見たけど、腰の強さ貴女のごとし。セロリは微量のオリーブオイルと塩だけで。


富山ケンミンは「青ネギ」を日常に使わないので、八百屋でもスーパーでもほとんど見かけない。関西人で柔らかな青ネギ・九条葱が大好物だからずいぶんとさみしい思いをする。白ネギの青いところをなるべく繊細に刻んで代用してるものの、青ネギホームシックになりそうな。


青い部分を刻みつくしてしまうと、ご覧のように蕎麦にさえ白ネギを入れる羽目となってしまう。長芋の残りをトロロにして楽しむため、ウズラ卵を1パック買ってしまったので、麺類にもどどっと投入してみた。鶏卵より味が濃いので生のまんまでもイケますね。


俗に氷見うどんというと、稲庭うどん状のものがイメージされがちで、宴席のシメなどに冷たくして食べるとさっぱりしてオツなもの。ところが高岡へ行くとやたらにコシの効いた半生の太麺があって、「美濃屋」というローカルチェーンがセルフ方式で提供している。安いし早いし、いうことなし。


ネギネギと騒いでいたら、世間には優しいひともおられるんですねえ、京都から九条葱が届きました。この柔らかさこの甘さ。富山ケンミンに教えてやりたい。さっそく京都産のうす揚げとともに大好物のきざみうどんに。我が家の出汁は羅臼昆布に混合削り節、干しシイタケを使ってしっかりと取って、化学調味料や風味調味料は一切使わず。黄ザラメを少々、薄口醤油に酒とみりん、塩少々でまったりとした関西風味にしております。日本人として官能をおぼえる「旨味」の極致ですね。


なんじょうもってかたまるべし。実は仕事が関所越えの難所越えで、知らせを待つだけの不安な時間が続いている。毎年この時期は仕方がない。仕方がないものはすなわち止むを得ない。

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