蟹シャブを黒部で。健胃剤としての地獄蕎麦。ラッセル車が待機する、冬将軍の到来。

蟹シャブをご存じか。あくまで新鮮な紅ズワイガニを、薄味の昆布だしでシャラシャラと霜降りにして、あつつといいながらツルリと召し上がる、小粋でずいぶんと小生意気な鍋である。黒部に住む私が当地で最も敬愛する先輩がご招待して下さったのだ。ああ神様。

夜に備えてお昼は健胃剤がわりに会社近くの「夢里」なる蕎麦屋で「地獄蕎麦」を。かけ蕎麦にご覧のごとく辛味大根おろしをどっさりと。どんなに疲れ切った胃でも回復間違いない、どっちかというと「天国蕎麦」と言いたくなる一品。


この日(12月5日)は、例年にない早さで富山に本格的な積雪が来た。富山駅ではポイントに雪が付着してざっと20分間、列車が進入できずにわしらはホームで震えていた。毎年初雪が降るとこの事件が起きる。学習能力のなさに呆れてしまう。


じゃーん。これが蟹シャブの身、見事やね。高岡の銘酒「苗加屋」を特別大吟醸・純米大吟醸・特別純米と持ち込んで、いやはや至福の時間にただただ感謝するしかない。


蟹の後はカラオケ宴会。私だけ、声帯に腫瘍ができているので放火高吟を厳に禁じられているのでもっぱら聞き役に。腫瘍ったってポリープまがいの、まあペンだこみたいなものなのだけど。お酒は大丈夫なのでそのぶんしっかりいただいて、黒部のホテルに投宿した。

翌昼、黒部駅はこんなことに。まだラッセル車が出動するほどの雪じゃない。


富山駅に着いて、ますのすしを一切れ(そんな単位でも売っているのである・さすが地元)購入して帰宅。卵とじ蕎麦とますのすしで昼食とした。今年は暖冬だとか言っていたのに、この早い雪の訪れは、なんか嫌な予感がするんやけど。


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