退院うれしや。やはりラーメンに突撃。しかし引き続く禁酒生活。楽しみは自炊から。

たった五日間だけ入院したのだけど、退院後に何が食べたかったって、ステーキや寿司などでなく、アツアツのラーメンだったというのが何ともはや。「天一更科」の和風ダシが効いたうどんなのか中華なのかわからない不思議な味なのだけど、熱いものと麺類に飢えていた身体に染み込むのなんのって。


12日に退院してから20日の抜糸まで、禁酒を言い渡されてしまった。入院期間と合わせて2週間。過去28年で最長の禁酒日数である。傷口が化膿したりして再手術なんてとんでもないから、きちんと守ることにした。
外食でそそくさと済ませて、長い夜を悶々とするのも嫌なので、時間つぶしを兼ねて自炊に励むことに。一汁三菜ならぬ一汁二菜である。


堀川戎神社ちかくの名店「てんま」は大阪うどんらしく、カツオやウルメの出汁がとても効いている。
その出汁を味わうには「きつね」が一番なのだけど、カレー汁の誘因力にはどうしても勝てなくて。
今回の入院に限らずいつも人生全般をお助けいただいている、格別なる人物が「きつね」をご発注されたので、シェアしあうことで口福倍増。


退院から抜糸までの8日間、まあこうやってこまめに作っておりました。この日のメニューでは大根のいちょう切りをごま油で炒めて、鶏のコマ切れを足して、出汁と砂糖・酒・みりんで炊き、薄口醤油で味を加減して、煮詰めたものが我ながら逸品。きっと焼酎の水割りなんかぴったりなんだろうなあと思いつつ、ご飯とともにいただきました。


また或る日は、新キャベツをざく切りにして、切れ目を入れたソーセージを並べ、白ワインとベイリーフを加えて一時間ばかりゆっくりと蒸し煮にいたしました。ビールがあったら昇天しそうなほどの出来栄えで、悔しがりつつノンアルコールで乾杯。最近のノンアルコールビールは本当によくできていて、この禁酒期間中にはずいぶんと助けになりました。
ノンアルコールといいながら、ほんのりといい気分になるのはプラシーボ効果なんでしょうね。


この間、まったく外食しなかったわけでなく、近所のビストロにも焼き鳥屋にもでかけました。いい飲みっぷりでノンアルコールビールを空けていったのですが、アルコールが入っていないせいか、飲んでいると「身体が冷える」んですね。皆様も禁酒してノンアルコールビールに頼られます折には、ぜひともひざ掛けをお持ちになることをお勧めします。



その、なかなかに格別なるお肩から、所在ない日々のおともにと「食堂のおばちゃん3部作」をお持ちいただきました。東京佃島の食堂を舞台とし人情話の数々。そのストーリーごとにいろんなレシピが表に影にと活躍します。面白くて、あっという間に3冊読んでしまいました。感謝。

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