越中芝球事情

富山県でのゴルフプレーはスルーラウンドが基本である。午前スルーなら、スタート時間次第では昼前にホールアウトして、午後には何食わぬ顔をして出社することも可能だ。

今日は地元業界のつどいがあり、12時43分スタートで富山カントリークラブでプレーすることになっている。ここのところスイングプレーンが溶解してしまっていて、平気で120なんぞ叩いてしまうのでティーグラウンドにたつこと自体が恐怖なのだけれど。つい半月前には100を軽く切って、意気軒昂としていたのだが、ゴルフはなにしろメンタルスポーツなんで、ひとたび自信喪失してしまうと復調までの道のりが大変である。


富山カントリーは立山山系のふもとに位置しており、雄大な山容を眺めながらのショットが楽しめる。またホールによっては富山市内から日本海まで見渡すこともできる。

神通コースでパッティングをしているときに、誰かの視線を感じて顔を上げたらグリーン越しに日本カモシカが据立していて、こちらをじっと見つめていたこともあった。



偶蹄目ウシ科のカモシカは、県民の意見によればえらい近眼であるらしく、どこか遠い目でこちらを凝視している。岩下志麻がデビュー当時に近眼ゆえの年に似合わぬ妖艶なまなざしで人気を呼んでいたけれど、それを思わせなくもない。

ほかに、松の木づたいに跳び回るニホンザルの群れもいる。

さて本日は昼過ぎのスタートだから、ラウンド終了は18時を回る。入浴後にパーティ・表彰式とつづき、さらに二次会が桜木町のクラブで予定されている。ステージ付きのお店で、うら若き女性の「おわら風の盆おどり」を鑑賞しながら、水割りハイボールなどをいただく寸法である。


時ならぬ首相交代や内閣改造など、政変あわただしき折に、いい中年~初老のおっさんが20名近くも寄り集まって、昼過ぎから深夜まで10時間近くも一緒になって遊ぶんである。暢気と言うべきかはたまた壮挙となすべきか。

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