健全な精神は・・・健全な肉体に宿るわけないやん。

時間はずれの昼飯は、空腹がつのっているせいか、どうしてもボリューム一辺倒になりやすい。でもええやん、こんな時間まで働いていたんやもん、と自らを誤魔化しつつ。今日は廣貫堂前の何を頼んでも大盛ででてくる「塩刈食堂」で、モヤシラーメンと焼豚お握りにした。

orandum est,ut sit mens sana in corpore sano 
=  A sound mind in a sound body.
(健全な肉体に健全な精神が宿る)

デキムス・ユニウス・ユウェナリスの「風刺詩集」にあるラテン語の詩だが、時代とともに意味を変えて残ってしまった。古代ローマ(AD60~130)の風刺詩人にして弁護士であったユウェナリスは、若人たちが身体ばかりを鍛えていて、ちっとも学問に励もうとしないことを嘆いてこの一節を著したとされる。どっちかと言うと、その本意は

it is to be prayed that the mind be sound in a sound body

「できれば、健やかな身体に健やかな精神が宿りますように祈願したい」

ってなレベルのはずである。私の読解力の範囲では。

21世紀の先行型資本主義にあっては、社会保険の費用を圧縮するためなら国家が世論を操作して国民を健康へと追いやっていく。まずは煙草だったでしょ。もうすっかり喫煙できる場所が無くなってしまった。きのうなんか大阪で小宴果ててのちに、最終のサンダーバードで富山へ戻るのに、車内が完全禁煙なんで酔醒ましの一服がかなわず、3時間半を悶々と過ごす羽目になった。

次に狙われているのは、言うまでもなく私の大好物、酒であります。ここしばらくの新聞紙面をご覧になると、アル中関連の記事が増加していることに気づくでしょう。また、酒飲みはみっともない存在であるというプロパガンダのおかげで、若い人たちは喫煙だけでなく飲酒もしなくなった。

でも飲酒と喫煙が減ったからって、青少年犯罪が減少したなど聞いたことがない。また、それで自由時間が増えたからと言って出版物の売り上げが向上したとも聞かないなあ。

ニューヨーク市は、ここ数年のうちに、塩分の摂取量を25%ダウンさせることを目標とすべく外食産業を指導しようとしている。トランス脂肪酸にも手厳しい制限を呼び掛けていた。

ピルブリム・ファーザーズの昔から、神の喜ぶことには右へ倣えで、民族浄化の名のもとに原住民を虐殺したり、近い過去では禁酒法などマフィアの資金源を太らせるだけの法律を作ったり、今また地球上からアラブ人とタバコを抹殺しようとしている国民だもの。本気になってやりかねないね。

放っておいてほしいもんである。自分の寿命は自分で決める。長寿と肉体の健康を願ってジム通いにサプリメント摂取と励むのも勝手なら、塩分と脂肪分、ニコチンにタール、刺激物にアルコールを思うようにかっくらって、そこそこの寿命で往生するのも勝手である。

・堂島「鶴のす」のヤキメシ大盛に、ウスターソースをかけまわしたもの。
・「天下一品」京都北白川本店の「こってり・並・ネギ大盛」に餃子2人前と丼飯。
・富山「塩刈食堂」で塩ラーメンに焼豚入りお握り。
・富山「駅前大喜」でブラックラーメンにライス。
・天満「天一更科」の「中華そば」に「助六寿司」をつけて。
・堂島「インデアンカレー」で「大盛・ルー大掛け・卵黄2ヶ」
・京都寺町三条「広東料理龍鳳」で「広東麺」「シューマイ」

塩分と脂肪分。ある種の美味の源泉である。上記はいずれも私の大好物。今後数カ月でそれぞれを再訪し、きちんとデジカメで記録しておこうと思う。世界遺産となる前に。誰か一緒にこの不健康なお遍路についてきてくれないかなあ。

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