ラーメン三都物語 蘭州~大阪~富山

ラーメンは昔から大好き。正調麺喰い男などと自称して、日本国内はもとより世界各地で機会があればその土地の麺類を食べてきた。どれが一番うまかったかって?中国なら蘭州で喰った「蘭州牛肉麺」がよかった。回教徒の麺だから豚は当然使わない。サッサッと手延べして、打ちたてをいただく。


こんな感じで1本が2本、2本が4本、と倍数的に増えていき繰り返すこと6たび、64本になったところで茹で釜に投げ入れて2分ばかりでゆで上がる。やっぱり麺は打ち立てゆでたてが一番。スープは牛骨と屑肉からとったあっさりしたもの。そこへ辣油と山椒油をけっこうたくさん流し込むんだけど、香菜のおかげかあまりしつこくない。


かつては蘭州を中心に河西回廊沿いでしか食べられなかったこの麺も、中国の富裕化につれて全土に広がっている。さながら昭和ニッポンのサッポロラーメンのごとし。

日本国内でピカイチとなればどこのラーメンでしょう。私が好きなのは大阪市北区中崎町の「総大醤」で、開店以来のご贔屓。当初は閑古鳥が鳴いていたのに、いまや長蛇の列になってしまって、おいそれと行けなくなった。


魚介類と豚骨のダブルスープで、私は大好き。食べログの評価は星3つ半でイマイチだけど。この店の前の通りは、4車線もあるのに突然一方通行になるナゾの道路で「探偵ナイトスクープ」にも出たことがあるらしい。クルマで行かれる方はご用心を。

富山のラーメンでは、いつも塩分過多な「富山ブラック」とかトウガラシで真っ赤になった「無鉄砲」とかをご紹介しているけど、いっつもそんな過激なもんばっか喰ってるわけじゃなくて。


富山駅北にある「まるたかや」のラーメン。ここも大した人気店なのでいつも行列にめげて入店を諦めている。で、時分どきをはずして訪問し、スープと麺とメンマ、チャーシューの入ったセットを購入して自宅で仕上げることになる。ラードの小袋も入ってるな。あとモツを油で揚げた大阪で言うところの油カスも。そのまま作ると相当に濃厚なんで、ラードを入れずスープをすこし出し汁で割る。ちょっと「和」のテイストを足して。チャーシューも自家製をさらにトッピングしている。胡椒と辣油をくわえていただけば、これはこれでなかなかの逸品。

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