富山ケンミンの食欲 中華大盛ランチの実態

私の知る限り県民の平均的食欲では、見聞き知っている範囲なら富山県民がナンバーワンである。いざというご馳走にあたっての東京都民の積極果敢、炭水化物に対する大阪府民の単一食物徹底攻勢、風聞仄聞とちがって意外と大食いの京都府民、いずれも富山ケンミンの前では頭を垂れるしかない。


これは一平飯店の大盛り炒飯で、こいつを一人で平らげるくらいの食欲がケンミンのデフォルトである。塩味とたぶんハイミーとおぼしき化学調味料のバランスがなかなかよいけれど、私にはこれを完食する能力がない。


昨夜はお取引先とつい浮かれてしまって桜木町縦走レースなんてことをやってしまった。全部で6軒をハシゴした。わしらはやしきたかじんか、などといいながら。おとっつあん達の馬鹿騒ぎにシラケ気味だったF君が、最後の女性従業員平均年齢23歳みたいな、ちょっとキャバっぽい店に入った途端に活性化して顔の表情がダラリニヤリとしたことは、記憶にとどめておくためにここに記しておくことにする。



宴席でとある陸運関係の社長と富山ランチ事情の話題で盛り上がり、G社長が即座に勧めたのが清水町の「東華園」だった。量・味ともに満足が行き、とくにマーボーナスラーメンが二日酔いに絶好だと言うのである。もちろん、6軒も縦走した翌日だから今日はしっかり二日酔いで、従って会社からクルマで10分の「東華園」に社員5人で乗り込んだというわけ。敢えて蹄肩を喰らわんや。


私とF君は麻婆茄子ラーメン(自動的にライスが付いている)にした。好い加減の辛味でなるほど深酒の翌日にはぴったりである。しかし大ぶりのナスがたぶん3本分は入っていて、丼もまるで洗面器ほどある。最後は汁にライスをぶっこんで中華リゾットみたいにして完食。うう苦しい。


わが富山営業所が誇る胃袋YU君のチョイス、というかネットで見て刺激されたけどとても自分じゃ食べきれそうにない私が強制した「鶏肉丼定食」1000円なり。鶏と野菜の炒め物がのったドンブリに、魚のチリソース、さらにしっかり1人前のラーメンがつく。たいへんな量なのだが、YU君はこともなげに平らげてしまった。さすがに富山生まれ富山育ちの純正富山県人はすごい。


S君は昨夜の宴ののちに、さらに中華屋へ上がり込んで肉団子などを喫していたとかで、本日はいつもの調子が出ず、完食に至らず。でもなあ大盛りの麻婆豆腐丼にラーメンはキツイよなあ。


G君は麻婆丼定食のBというヤツを頼んだ。大盛りの麻婆丼にラーメンさらに酢豚がついている。健啖なる富山ケンミンにたいして、道産子の誇りをかけて食べきった。立派である。我々はこの闘争心とプライドをもう少し仕事に生かした方が良いのかもしれない。

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