富山へ来られ。今や日本一住みやすいのでは?

どっかのおせっかいな調査機関が調べたところ、47都道府県で最も住みやすいのが福井、続いて富山さらに石川の順になっているらしい。現在北陸は富山県に住む者としてはちょっと面映ゆい気もせんではないが、ええ所であることには間違いない。おまけに震災前のデータなので、原発密集地の福井を押さえて現状ではたぶん富山県が日本一住みやすいに違いない。



なんとなれば有感地震数に表れているようにわが国でも際立って地震の少ない県であって、おまけに高度3000メートルの立山連峰で囲まれているため、台風は襲ってこない。風水害は全くないと言っていいい。しかしこうやってみると福島や岩手に原発を作るなんて無茶ですね。

冬場の市内風景

犯罪件数が少ないことも富山県は特筆もので、また持ち家率貯蓄率は高く勤勉を好むケンミン性のため教育水準は群を抜いている。風俗業は県が禁止しているので青少年は勉強するしかないのである。子女のご教育にはもってこいでありますね。


常願寺水系に流れる立山の伏流水で育てられたコメがまずいわけがない。私は富山に引っ越してきてコメのウマさを知った。何が新潟魚沼コシヒカリやねん。おかげで新米の時期は体重コントロールに気を使うのなんの。もちろんコメがうまいから酒がうまい道理で、県内に銘酒がゴロゴロあります。


有名な「立山」も日常の酒として何の不足もない名酒だけれど、高岡の「勝駒」はノンベエが一度飲んだら忘れられない酒であります。すっきりうま口で飲んで飲み飽きない。たまにこいつが常備してある店で呑むと、ついついひとりで1本空けてしまう危険な酒でもある。


富山湾は「県民の生簀」と言われていて、目の前の海から毎朝新鮮な魚介類が店頭に並ぶ。この大ぶりの「つばいそ」はブリの幼魚で、東京じゃハマチと呼ばれるモノ。もちろん天然で、朝網にかかった魚をその日のうちに食べるから身はコリコリと活かっている。一尾250円だからね。もっともポピュラーなおかずなんです。


漁が多い日は紅ズワイガニだってこのとおり。1パイが380円なんてとても信じられません。カニとか甘エビ(いずれも朝どれ!)なんて贅沢でも何でもないんです。まあ金沢の近江町市場で高い甘エビやカニを買うくらいなら、富山の大阪屋スーパーか大和百貨店の地下食料品売り場にお越しになることですね。


まあちょっと冬場に雪が多くって、雪の降らない日は氷雨が降りしきるか曇天か。四季の表情が豊かすぎるところが、いかにもまったりとした太平洋側とはちがいますけどね。移り住んで2年と2ヶ月。ホントにいいところだとおもってます。


風俗はないけれど桜木町なる繁華街には沢山のバー・スナック・ラウンジがひしめいて、越中美人(聞いたことないけど)が妍を競い合っております。価格的には大阪北新地の半額から3分の1。店内は富山弁が飛び交っていかにも気楽な雰囲気。製造業が基幹産業のご当地なので、背広姿だけでなく、作業着のまんま来られるお客さまも多数なんです。

日本地図のどこにあるか、ポイントさせるとみんな苦労する小さな県ではありますが、住んでみたら日本一。ぜひ皆さんこられこられ。

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