social network 偶発性の富豪って?

ネット世界では評判の映画、「ソーシャルネットワーク」を観賞してきました。SNSサイトっちゅうか品のいい出会い系サイトっちゅうか、あのfacebookを創設した、マーク・ザッカーバーグとその周辺を描いた、見た目にはノンフィクション・ドキュメンタリータッチのドラマ映画でありまっし。




facebook 産みの親、マーク・ザッカーバーグやね。ユダヤ系米国人の家庭に生まれて、名門にして難関の高校から、ハーバードに入った秀才。日本で言うたら、駒場~東大理学部って感じか。在学中に女子大生の品定めサイト作って、観察処分受けたりしてます。モテないコンピュータおたくだったわけざんす。



2004年に the facebook なる、ハーバード内限定のSNSを立ち上げて、こいつが評判になり(なにしろハーバードの写真入り在校生リストを作ったみたいなもんやから)、徐々に拡大を始めますねん。まずはアイビーリーグ。スタンフォード。プリンストン。ボストン。名門大学ばっかりをつなぐことでネットワークの値打ちをこいたわけや。そのへん、学歴社会と身分制社会の権化でもある、アメリカ東海岸のセレブ社会がよう描かれてます。




天才は天才を知る。モノの価値を直感的に悟った、ショーン・パーカーとの出会いで、the facebook は facebook になり、投資家の関心を集めることになります。2004年にはアイビーリーガーのSNSだったのが、2006年には全米の高校生に解放。その9月には一般にも開放しちゃって。日本では2008年の5月だったわね。で、2009年に Myspace を抜いて世界最大規模になって、去年の7月22日にはユーザー数が5億人を突破。

時価総額は2008年時点で、1兆6500億円。ザッカーバーグは26歳にして富豪に認定されたってわけ。まあ、そこまでには裏切りと断罪がいっぱいあるんやけど。それは映画か原作本を見ようね。少なくとも映画は入場料を払う価値が充分にありまっせ。いつまで上映かしらんけど、向学心にあふれる諸兄は映画館へ急ごう。




これが原作本。アマゾンには発注済みや。今月もアマゾン貧乏やんけ。ところで、「facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」って、なんちゅう長いタイトルやねん。読んでるだけでハラ減るやん。




こっちが英語版のペーパーバックや。日本語版が1680円やのに、英語版は1010円で入手できる。でもアタシの英語力では、日本語版を買わざるをえないね。若者よ、英語力を鍛えておきたまえ。まあ、それはええけどタイトルがなんでこんなに違うんや。「The accidental Billionairs」って、映画の雰囲気も、もちろん内容もピタリとひと言で表現できてるやん。すごいね。

ところで、原作を書いたベン・メズリックも、更に映画のプロデューサーさえも、ザッカーバーグには会うことができず(断られて)、世に出ている資料と、裁判記録をもとにドラマを構成したんだって。

fecebookでは社員一同で観賞会を開いたらしいし、ザッカーバーグも映画を見たようなんだけど、抗議したり訴訟したりしてないから、けっこう事実に近いんでしょうねえ。

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