ビールの季節


いきなりで申し訳ないけれどビールなのです。場所はミュンヘン大使館。大阪市北区にある老舗のビアホールであります。温度管理といいジョッキの清潔さといい、大阪では一番やと思うてます。

それと季節も。ジッとしているだけでも鬱陶しい暑熱では、ビールじゃかえって暑さが募るような気がして。私にとってビールのシーズンは、5月と、10月。こんな季節に軽い運動や長めの散歩をして、すこし汗ばんだかな、ってな按配がいちばんこの飲料に適しているんじゃないかなあ。



こちらの名物、「乙女赤鶏のから揚げ」。いかなる魔術で味付けされているのか、ビールの敵役にこれ以上ない取り合わせ。ほとんどの客が注文している。ルーマニア系移民のもと軍曹が展開している例のチェーン店とはえらい違いがあります。




微妙な形のフランクフルト。しかし肉とビール、揚げ物とビールはほんとにいい相性だなあ。カロリーのことをいっとき意識から追放して、食欲に一意専心する。だいいちまだお昼なんだし。夕食を粗食にしてバランスを取ることにする。



とどめのガーリックトースト。コッペパンを四つ割りにしたもの。カリカリサクサク。楽しい。昼っから良い機嫌になって、大阪駅へ向かい、サンダーバードに搭乗する。

三時間半、寝て帰るつもりだったのに。うしろの席を占拠した、還暦前後とおぼしきご婦人4人連れが、「朝まで生テレビ」のごとく、相手の行ってることなんかちっとも聞かずにガトリング砲のごとく言葉の弾丸を連射するのでうるさくて寝るどころじゃなかった。

個人的な解釈じゃなかったことは、金沢で烈女たちが降車した後に、車内の各所から「ほんまにうるさかったなあ」といった感想を漏らす声が、大阪弁富山弁の双方で聞かれたことで立証されよう。

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