あっけなくも、ぽぽぽぽ~んな3月でした。

3月はウサギ月、跳ねるように過ぎていくんだって。ひとによっては走り月とも言うし。いろんな出来事が重なってハチャメチャになることも多いんで狂い月とも言うんだって。月初はもっぱら京都大学の入試不正事件で盛り上がってました。世間のオトナがいかにネットの本質を理解せず、虚像に怯えているのかよくわかりましたね。あの袋叩きぶりは異常でしたもん。




警視庁まで捜査にのりだしちゃって。世の中平和だったんだ。あとはニュージーランド地震が話題になってます。復興費用が1.5~2兆円とか。このたびの東日本大震災は25兆って言ってるから、10倍以上ですね。それでも見込が甘い気がするけど。40兆円はかかるんとちゃうかなあ。そうなると増税必至だから、地方選とバカ政権の延命のために、また実態を隠しているんでしょうね。




3月11日(金)の朝刊です。まだ紙面は平和です。当たり前か。東証大証の統合が一面で、社会ネタでは坂上二郎さんの訃報がトップです。テレビでも二郎さんの追悼特集ばっかりでしたもんね。私は大阪の本社で会議があったんで出張してまして。




結構きびしいスケジュールだったんでのんびりとランチを楽しむどころではなくって。インディアンカレーに飛び込んで「ルー大掛け・タマゴ入り ¥980」を5分でかっこんだっけ。まあこのカレーは慌てて食うほどにウマさが増してくる、ご多忙ビジネスマンにぴったりの品ではあるんやけど。

だけど不気味な胎動はすでに始まっていたんですね。14時46分の震度7(当日の観測値)までに、午前1時55分から、予兆になる揺れが発生しています(気象庁データを引用)。
そしてそれは大阪本社の小会議室で打ち合わせ中にやって来ました。時間の長い横揺れがビルの鉄骨を鳴らして、なんともまがまがしい雰囲気に。事務室では誰かがとっさにつけたテレビ画面に、大揺れになっている東京キー局スタジオの画像がうつっていました。あかん、東京がやられた、と思いましたね。そのあとすぐの震源地・震度の発表と津波警報。




これで見ると関西は震度3くらいだったようです。会議のメンバーには東京に子供が就職・就学しているものも多く、議事の終了するや否や携帯電話にとりついて「連絡が取れない・・」と天を仰いでいました。結局は皆さんご無事だったんですけど。


眠れずにテレビを見続けた夜でした。何とか眠って、起きてまたテレビを見たときに、こんな映像を見てしまったんですね。さきの大戦における国土荒廃に次ぐ大規模被害というのに、脳天気にも震災の翌日にヘリで原発見物をきめこんで、復旧作業に致命的な遅れをきたした大馬鹿でした。




あれから3週間。支援物資を送り、糸井重里理論に基づく義捐金を寄付し。何やかやと年度末の行事とともに日々は過ぎてまいります。そのうちに買い占め騒動で、物資潤沢な富山からもカセットコンロとかそのボンベが姿を消してしまいました。もちろん電池も。

ご愛用のヨーグルト、ダノンビオは入荷の見込みも立っていないそうな。でも生活に不自由は全くありません。何の心配もなく水道水が飲める幸せな土地です。申し訳ないくらい。




ところで皆さん、ちょっとハラが立ちません?一連の「自粛過剰と不謹慎シンドローム」。上野公園じゃ都知事の鶴の一声で、夜桜見物が中止になったって。ナイターと違って大して電気を喰うわけでもないのに。

私は16年前の1月に神戸市民でありましたけど、べつに世間の祭りを中止してもらってうれしいことなんかなかったね。なんか変に気遣われているみたいで、かえって気分が悪かった。ホントに気遣うんだったら、あらゆる祭事の場に募金箱を置いて、最低でもひとり500円づつ徴収してやれば良いんだわ。

16年前の1.17とならんで、いやそれ以上にこの3.11という日は日本人に銘記される日付になってしまいました。まったくの蛇足ながらこの3月11日生まれの方々といいますと、




こちら周富徳に梅宮辰夫なんてお名前がならんでいます。食い意地を張る星の下に生まれてしまったのね。大隈重信公もこの日なんだけど、この方も明治の世にあってメロンが好物で自分で栽培までしてたんだから、これも食いしん坊でないわけがない。

かく言う私も3月11日生まれ。ああなんということ。口腹の欲はなはだしいのは星のなせる業か。忘れられぬ51回目の誕生日となってしまったのでした。

コメント

このブログの人気の投稿

二日酔いに劇的効果(個人の感想です)オロナミンC。一年計画で歯医者へ。麺類は続く。

揺れない富山

牛鮭定食万歳。自宅で吉野家の味を再現。