松川の桜満開。でもね。

松川の桜がほとんど満開になりました。一昨日まではほとんどツボミやったのにねえ。気温が一気にあがってきて、たった二日で開花。今日だって、朝7時に起きたときと花見に出かけた午後とで開花状況がまったくちがうんだもん。




起き抜けにベランダから撮った写真。しずかな日曜の朝。空は快晴ながら、花かすみというんでしょうか。低空にはもやがかかっているんで、立山は見えませんな。咲き加減は7分咲きってことろ。

昨日は夜桜見物のあとで居酒屋からカラオケスナックに回って2時頃まで騒いでいたから、朝飯食って二度寝。お連れ様にも店のマスターにも、遅くまで音痴にお付き合いいただき御愁傷様なり。




昼下がりに体調も整ったので花見に出発。朝と開花の按配が変わっとります。もうほとんど満開やんか。松川沿いに往復ざっと3キロほどを散歩することに。日本の桜100選に選ばれているんだって、てことは本日もご同道のタワーリシチから教わった。




桜の時期、松川には観光船が運航するのです。5人がけのシートが10列ほど。満席。乗船場には行列ができています。オトナ1500円。でも今回は徒歩を選択しました。長い冬に運動不足を重ねていましたからねえ。ゴルフもできんかったし。




もともと松川は神通川であって、富山市内をサインカーブ描いて流れていたんだとか。しばしば暴れては水害をもたらしたので、本流を付け替えて迂回水路にしたのが今の松川になります。㹨川とつながって一種のバイパス路になっております。




富山市が誇っていいのと思うのが川沿いの遊歩道で、ご覧のように川面に近いところを、ほとんど全流域において歩行可能となっています。転落する間抜けがきっといるんでしょうが、手すりや柵を設置せずに歩行者の自己責任にしているところがすばらしい。この遊歩道から見上げる桜もなかなかのものなんですね。




桜のトンネルになってるんです。ちょっと逆光なんでウマく撮影できていませんが。ラガーシャツだけの薄着で水辺を散歩できるなんて。一ヶ月前が雪景色だったのが嘘みたい。




かような絶景を眺めながら散策しておりますと、どこからともなくチンドン屋の響きが聞こえてまいります。元来なら4月8日〜10日には日本全国からチンドンマンが富山に集結して、「全国チンドンコンクール」が開催され、あたりを賑やかに演出するんですけど。ご時勢柄ってやつですか。ことしは自粛になりました。

それでもチンドンの音色がない富山の桜なんて、とアマチュアのチンドンマンがボランティアで川沿いを流しています。もちろん義援金の募金箱を提げてね。




私も貧者の一灯じゃないけど、手持ちのコインを寄付させていただきました。チンドン屋の音色って、明るいだけじゃなくってどこか淋しいものがありますよね。音階が陰音律なんでしょうか。陽気な挽歌って感じがします。そういえばチンドンコンクールも、先の大戦で空襲によって市内の95%を焼き払われた、富山市街の復興イベントとして始まったのでした。

今回の災害について言を左右するのは避けますけど、自粛なんかせずに盛大にチンドンコンクール開催して、少しでも多くの義援金集めたらええのにね。




桜越しに拙宅を見上げてみました。いつもベランダから見下ろす風景を逆サイドから。咲き誇っております。生命力のものすごさかな。

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