郁様 澪様 半年ぶりでございますね。

半年ぶりにお目にかかった。澪は相変わらず人の幸せばかり願って日々包丁を握っている。女としての自分の幸せと、遊里に身を落としている友の救済と、庖丁人としての目指す高みへの想いと。読むたびに良い小説だなあと得心する。大阪天満生まれの主人公・澪が江戸で料理人となった発端が、豪雨洪水で家族全滅の憂き目にあったことなど、今年の数々の惨事を思ってしまう。


高田郁「澪つくし料理帖 第七巻 心星ひとつ」。待ちました。半年待ちました。遅筆難じゃないかと訝ってましたけど、作者は「内容・構成・各章のタイトルともなる料理を考えるのに二ヶ月、執筆に二ヶ月、推敲や取材に二ヶ月かかる」と言っているから、やっぱり待たなしゃあない。イッキに読んじゃって後悔しつつ、あと半年を焦らされる訳やけど。

今回出てきた諸料理で、作ってみたいのが「苧環蒸(おだまきむし)」で、平たく言えばうどん入りの茶碗蒸し。冬場には暖まるもんね。



今日はひさしぶりに風邪気味で、ここんとこちょっと大事を取って一日休んだ。昨夜よって帰宅して、いささかセクシーな格好で寝入ったのが原因のもよう。風邪くらいは一晩寝れば治るけど、アホはなかなか治癒しませんな。

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