越中的薬膳。栄養と休養で体力復活。

中国の薬膳では「食補」なる概念があって「足らざるものを食って補う」ことをすすめている。それに道教的な陰陽五行説が加わって身体が陰性である時には陽のものを摂取することになっている。年末来の体調不良で、心も身体も「陰」になっていたから「陽」を食べるように心がけてみた。なんて偉そうに言ってるけど、要は身体が求めるものを順序よく食べるだけのこと。しんどい時にはスタミナ食で頑張らないとね。


活発な生活はまず朝メシから。たとえ会社に遅刻しようとも、毎朝きちんと朝食をとる。誰かが作ってくれるわけじゃないから自炊です。納豆に刻みネギと卵黄。残った卵白は味噌汁にと着込んでしまう。味噌汁の実はタマネギ4分の1と白菜。ちょっと血圧が高いらしいので毎朝タマネギを4分の1ほど食べるようにしている。椎名誠はこれで血圧を下げたらしいし。納豆には麦メシのほうが合うんで、写真じゃわかりづらいけど麦まじりのご飯です。


昼は会社の仲間と。この日(1月5日)は年始回りで富山県西部方面に。小杉インター周辺で時分どきとなったので、かねて聞く「グリルはやし」を襲撃。名物の「豚からあげ定食」1160円なり。生姜ダレに漬け込んだ豚ロースをカラリと揚げてある。大盛の白飯がすすむのなんのって。たっぷりの生野菜と合わせていかにも力がつきそうなパワーランチ。ただ51才の胃袋にカラアゲ八片は過重なんで、大食漢甘木君に二片を手伝ってもらった。


夕食も自炊。カボチャの煮付けに豚汁とシューマイ。シューマイはチルド食品なんだけど、結構イケルんです。蒸し器で三分。カボチャは照りよく仕上がって満足。豚汁には人参大根コンニャク牛蒡を入れて。食感を大事にしたいから人参と大根は同じサイズに切りそろえる。コンニャクは塩水で下煮するとプリプリになる。牛蒡は笹がきにして酢水にさらしてから。豚細切れも概ね同じ大きさに切り分けておく。こういう下ごしらえの手間を惜しむと、あきらかに仕上がりが違ってくるから料理は面白い。


昨日医者の帰りに新しいラーメン屋をみつけた。博多ラーメンの専門店。大好物なので迷わず入店。麺の固さが「ハリガネ」から五段階あるのが嬉しい。「バリカタ」を注文した。もうちょっと豚臭い方が好きだけど、じゅうぶんに満足。


今日は「何もしない日」と決めて。買い物もしない。一日中寝て本を読んで。山本夏彦と角田光代に浸ってました。夕食は冷蔵庫とフリーザーのあり合わせで手抜き。乾燥ワカメを戻し、ごま油で炒めて酒と醤油で味付け。削りカツオまぶして仕上げます。これは向田邦子の料理本にあったもの。ビールに合います。白菜は五ミリ幅に刻んで薄揚げと。白醤油と出汁でさっと煮付ける。冷凍してあった牛肉はタマネギと煮込んで、牛丼のアタマですね。

よく食って良く寝たし、久しぶりに体力の横溢を感じます。やっぱり病気には栄養よ休養やなあと実感。来週からは仕事も本格化するし、そろそろ復活の鯨波(とき)をあげますか。

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