ああまた大散財 Amazon貧乏記

日曜の朝は、散歩がてらコンビニにおもむいて毎日新聞を買う。西原理恵子「毎日かあさん」を読むためですね。修羅の道を口笛吹きながらスキップして生きてる女、やっぱハチキンは違うのう。夫の鴨志田穣が亡くなるくだりとか、涙なしでは読めんかった。人生にはふたつあって、ひとつはサイバラを読んで明るく挫折するすべを知る生き方と、今ひとつは読まずして簡単な挫折でココロが折れてしまう生き方と。

著作権保護のため、ちょっとピンぼけ



新聞を買う目的がもうひとつ。中央紙随一の書評欄。週替わりの選者によるコラム「この人・この三冊」欄のイラストは和田誠だもんな。選者と選ばれた著者を並べて描く。まだ生きてる人や近現代で写真があるといいけど、古典でたとえばホメロスとか吉田兼好とかは苦労してますねえ。

レギュラーの書評家に丸谷才一がいるのもすごい。御年85歳にして毎週の論評だもんね。今週はアレクサンダー・ヴェルナーの「カルロス・クライバー(上・下)」でした。クライバーは私が一番好きな指揮者でありまして。「椿姫」に「こうもり」そして、ウィーンフィルニューイヤーコンサートでの奇跡の演奏と、何をやっても凄い人で。しかも奇人変人のコンピューターオタクなの。

おまけに出生地はじめプロフィールに謎が多く、ベールに閉ざされた私生活も含めて個人情報がとっても少ない。天才で奇人で謎の人の、初めての伝記だもんなあ。欲しいよなあ。




天下の毎日新聞社に物申す。あんたのところの書評欄、中身はええけど紹介されてる本がみんなちょいと高すぎやしませんか。今週は20冊をとりあげて、平均価格が1967円。このクライバーはんの伝記なんか一冊で3990円。上下巻で7080円。富山県の社交場・桜木町やったら、キレイなおねいさんのいるお店を2軒ハシゴできまっせ。

しかし物欲に勝てず。気がついたらアマゾンに注文してしまっていた。あかん、また節約生活を開始せんと。ども食費を切り詰めるのは論外。カットするなら服飾費。阪急で買うつもりだった通勤用のワイシャツを、天満のバッタ屋に変更やね。1着1500円。


B級衣料なら天満に限る


ちなみに北日本新聞社は今週に限って言えば31冊で1742円。もっとも、美術書と全集は計算外にしましたけど。年末特集で高い本ばっかりやったし。それでも毎日より安いやん。

書評を値段で比較するのはどうかとおもうけど、面白そうだから正月休みのヒマなときにやってみようかな。半年くらい定点観測しても楽しいかも。

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