なまえのはなし

コツコツと年賀状を書いていると、人の苗字・名前が気になってくる。

だれかがどこかで答えてる
その子の名前を呼ぶ
名前 それは 燃える命
ひとつの地球に ひとりずつひとつ

Every child has a beautiful name
A beautiful name, a beautiful name

呼びかけよう 名前を すばらしい名前を

(beautiful name ゴダイゴ 1979)

ホントにヒトの名前って不思議ですね。なんか呪術的な力を持っている気がします。とくに100枚以上の年賀状を抱えて、筆ペンで一枚ずつ宛先なんか書いてると。PCで名簿整理して出力したらイッパツなのはわかるけど、年に一回のことじゃないですか。ひとの名前をいちいち筆先でなぞるこのフィジカルな体験を味わえるのは。




同姓同名というのはタマに存在するけれど、国内だと差し障りのあることもあるんで、海外事例で。こちらの指揮者はレナード・バーンスタイン。アメリカが生んだ初めての世界ランク級の指揮者であります。もちろん母国アメリカでは英雄視されていたし。

ちょっとホモっ気があって、共産主義者とも言われていたが本人は「僕はホミンテルン」などとごまかしつつ、男を可愛がっていたらしい。英雄男色を好む。織田信長、西郷南州。




バーンスタイン氏はワインにも造詣が深くって、こんな本もモノしていた、わけじゃなくって。これは同姓同名のワイン評論家の本。日本じゃ新潮社までがひっかかって、こちらのバーンスタインのエッセイを紹介した時のプロフィールに「世界的指揮者」なんて書いているし。

ワインの方のバーンスタインは、ご本尊より大分若くてしかも若い時には貧乏していて。なけなしのボーナス?をはたいて、高級フレンチレストランに行ったところ、店が大騒ぎになっていて。
「大変なんだ。今日はあのバーンスタインがこの店に来るんだ」
さて、若きバーンスタインは如何に振舞ってその危機を脱したか。ぜひこの本をご購入下さい。




こちらは、2007年8月30日に亡くなられた、ビール評論家のMichael Jackson氏。Beer Hunter として名を馳せていて、世界中のビールを論評していた。私がもっているのは「World Beer」の3rd edition  でございますが、その中で日本のビールに触れて、キリンラガーとキリンスタウト、サッポロブラックを褒めていた(ように私の読解力では読めたんだ)。

もっとも、彼が歌手のMichael Jackson と勘違いされたゴシップはさすがに私も知らない。まあシンガーの方の彼は、ビールを鯨飲してた様には見えないしね。しっかし、同姓同名で並べてみてもまったく違ってて、名が体を表すとは限らんのよね。

ところで、私の同姓同名にはプロテニスプレーヤーがひとりと、南方面の教育関係者でエライひとがひとりおられるようです。どちらも雪国の窓際サラリーマンとは似とらんなあ。

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