人生いたるところに青山あり

今週末から再び寒波襲来の越中富山でございます。クリスマスイブは雨が夜更けから雪に変わって、そのままあと五日間ほど降りつづけるとyahooのエリア天気予報はなっとります。今年も淋しい独身オトコどうしですさんだイブを過ごすのか。寒いのう。

私の冬用コートは、阪神大震災の前年に神戸そごうで購入した緑色のロングコートと、21世紀初頭に堂島地下街で衝動買いしたクリムゾンカラーのハーフコートで、いずれもコットン100%。さすがに冬場は、豪雪の越中である種つらいものがありました。


今年の1月14日


コートぐらい買えばいいじゃんと言われましても、通勤時間徒歩3分ですからその間だけ我慢すればいいんだしと当初は思ってました。まあ出社には大丈夫でしたけど、夜に遊んで帰るときに冷えるんですねえ。それに、本人はやせ我慢のつもりでも、周囲からは訳ありの人にしか見えなかったみたいだし。

不景気の会社ながら、越年用の餅代が先日かすかに支給されたので、五十オトコとしての面目を保つために、コート、買いに行ってきました。行先は「洋服の青山」天正寺店。今回は越中越冬用なんで、防寒性と防風防水性を最優先して。だって毎日いちどは雨か雪が降るんだし、立山おろしで風は強烈に吹くし。

そんな条件で選んだのがMr Junkoの黒のコート。テフロン加工で防水は完璧だし、ライナー付きの中綿で保温性もばっちり。なにより値段が15800円というのがいい。手にとって鏡の前で合わせてみると、細身のシルエットが随分と年齢を隠してくれそうだ。



「お客様。いま、スーツをお求めいただけると、コート代が半額になりますよ」
と店員にそそのかされる。転勤のドサクサで昨年は冬のスーツを買っていない。私の型紙をもっている高島屋は北陸にはない。ケチなうえにオマケやフロクに弱い私は、
「4万以下で、似合うのがあれば」
などと言ってしまう。とにかくコート代の予算は45000円であったので、ゆとりはあったんだな。ジェットブラックのストライプでちょっと気に入ったモノが37800円でみつかった。





「お客様。あと1000円で同じ値段のスーツを1着サービスしますけど」
もう完全にコーフン状態となり、そんなサービスしてもらってええの、ほんまにぃ?と言葉も上気してしまいながら、じゃあちょっとハデなモノも欲しいわねって、言葉づかいまで買い物中毒のオバサンみたいになってしまって。勢いに乗って買ってしまったのがブルーグレイのストライプなの。どうして2着もストライプなの。そういえば映画グレムリンの悪役の名前がストライプなの。なにがなんだか。

結局、コート1着にスーツ2着で合計48800円なり。いい買い物なのかどうか。人生、いたるところに青山ありと申しますが、この場合はどうなるんでしょうねえ。




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