早仕舞いの町

自己中心的で相すまんことだけれども。
拙宅を核心とした半径約1キロのエリアは、夜型生活者にとってなかなか厳しいところでもある。桜木町・新富町の飲み屋街は店によって明け方まで開いているし、コンビニはいくら富山県だって、24時間営業をしている。
けれどもスーパーが恐ろしく早仕舞いなのである。最も近いアルビス(富山地鉄系食品スーパー)にしても、まあまあの品揃えがあるピアゴ(旧ユニー)にしても午後8時には閉店してしまうのである。
たとえば会社帰りに、今日は備蓄食料も少ないし、栄養のバランスも考えんといかんし、ひとつちゃんこ鍋でも作ろうかいなと思い立っても、退社時間が7時を回ってしまうと、ちょっと家に帰って自転車にまたがってお買い物にいこうなんぞとは考え難くなってしまう。
といって会社帰りや外回りの途中にスーツ姿で長ネギや白菜を求めて、エコバッグから葱の青いところ突き出しつつオフィスに持ち帰ることなんてお体裁屋の私にできるわけがない。ほぼ頭頂部まで抜け上がりそれなりに脂の乗った額を光らせて、さらに目つきの相当に悪い猫背の中年男が、ブラックスーツにピンクのネクタイをして買い物袋をさげてうろつくのは、教育県富山としては街の風紀上もあまりよろしくないでしょうし。
総曲輪にある大和百貨店も地下の食品売り場がなかなかに魅力的で、精肉・パン・豆腐関連については、瞠目すべき品ぞろえがありまして、ちょいと値ははるけれど外食することを思えばなんと言うことはない。チーズとハムソーセージの専門店もあって、休日の私の遊技場と化しているのだけれど、おお神よこの百貨店は午後7時に閉店するのである。
まあ、スーパーが午後11時、店によっては24時間営業でCO2の無駄な排出に余念がない大阪の流通事情もいかがとは思わざるえないが、それにしても、7時と8時ですよ。富山市内の過疎的ドーナツ化現象を森市長は嘆いておられるけれど、それなら市内中心部をもうあと2時間ばかり活性化させるように行政指導するべきですね。大和百貨店も、平日の昼間に来ているお金持ちのシニア層以外に顧客を求めるならせめて9時までは営業したほうがいいんじゃないでしょうか。
でもまあ相手がそのスタンスを変えなければ、自分が柔軟に対応するのがオトナの生活態度というべきなのかもしれませぬ。缶詰乾燥食品の活用法をもっとマスターいたしますか。

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