路麺だいすき

路麺とは「路上の麺」のことで、道ばたで開業している立ち食いそばとその類型さらに駅構内で営業される麺類店を指し示す言葉でございます。たぶん広辞苑には載ってないと思うけど。かけそば・かけうどんの値段が200円台であることも条件。




東京を代表する路麺チェーン「小諸そば」。今どきは銀座の真ん中にも出店してます。ここのかき揚げそばに入れ放題の刻みネギをどっさりと盛り込んで、特製のゆず七味を振っていただくのが私の東京における理想の朝食です。ちょっと濃い江戸風の味はヤミツキになる何ものかがございます。




ここの特製ゆず七味は自信作でもあるらしくって、店頭でも販売しています。東京出張時の自分へのささやかなご褒美に買って帰るんですね。




残量僅少につき、来週の東京出張では購入必須アイテムですな。忘れないように手帖にメモをしておきましょうか。


大阪で路面の雄といえば「阪急そば」と「都そば」。阪急沿線で育った私といたしましては阪急そばをひいきにせざるを得ませんよね。特に十三駅の立ち食いそばは、ホームに流れ出ている、チープにして野趣あふれる出汁の香りがたまりませぬ。




上方落語の重鎮、かの桂米朝師匠もこちらのファンだとか。サントリーのグルメ番組で案内役をやっていたこともある方なのに、Bなお味もお好きなんですね。




このでっかい甘辛く煮付けられたお揚げさんと、少し塩っぽい出汁のバランスがマイ・フェバリットポイントなの。二日酔いの朝なんか特に素敵。わざわざ十三で途中下車してまで喰い意地はって啜り込んだこと幾千度。


わが愛する街「天満」では「大一そば」が幅を利かせております。店構えはちょっと、ってかんじですけど、メニューの豊富さと値段の安さが何よりで。




先週の大阪出張の際には、東横インからここまで歩いて朝メシを喰いに。大阪人らしくきつねうどんで迫ってみました。ぽわぽわの柔らかいうどんに、昆布の効いただしがからんできて。玉子の栄養価に信仰を持つ世代なもんで、生卵も一丁ぶっこみました。




トリをつとめますのは地元富山の「立山そば」であります。富山駅構内に3店舗。国道41号線沿いに1店舗。ますのすしで有名な「源」の経営なんで、おにぎりとかいなりずしに並んで、カットされた「ますのすし」「ぶりのすし」があるんですね。




実は昨日の朝メシがこれでした。午後からゴルフだったんで、午前中に散髪とかクリーニングとか行っておきたくって、あえて自炊せずに。それに前夜結構暴れていたんから、熱い汁気も欲しかったし。


名店と呼ばれる店の蕎麦もウマいとおもうけど、小麦粉がほとんどでそば粉がちょっぴりの「逆二八」と呼ばれる、街角のあるいは駅構内の「そば」もいいんだよなあ。今日もこれから大阪やから、オヤツがわりに一杯啜って出かけますか。


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