チャーシューも丸かじり。こんな簡単でいいの?

東海林さだお「丸かじりシリーズ」の第10巻「ブタの丸かじり」にそのレシピはあるんです。62頁から67頁まで「簡単チャーシューの作り方」ですね。材料は豚肉・水・醤油だけ。ゆでて醤油に漬けるだけ。




作り方を本からそのまま引用してみましょう。


三枚肉でも肩ロースでも、モモ肉でも何でもいいから四百グラムぐらいのブロックを買ってくる。
鍋に湯をわかす。わいたらブロックを入れる。
四百グラムぐらいのカタマリで、大体三十分で火が通る。
金串で刺してゆっくり引き抜き、赤い汁が出てこなければ火が通っている。これを生醤油につけこむわけだが、このときびっくりするほど醤油が要る。


基本はこれだけ。タコ糸も要らない。八角や紹興酒、葱の青いところに生姜ニンニクなど一切不要。秘術も秘伝もないんです。さて、ではレシピに従って作ってみましょうか。




大和百貨店の地下で、黒部名水ポークのバラ肉ブロックを売っていたので迷わず購入。ずしりと重い。




鍋に湯を沸かして肉塊を投入する。30分たったら金串を刺してみる。このお肉は結局40分の時間を要しました。




醤油約1リットルで肉塊を漬け込みます。東海林さだおは「約20分」としているけど、肉に火が通るのにかかった時間を考えて、30分漬けました。ジップロックに入れて吊り下げたのはなるべく少量の醤油でコトをすませるために考案。




引き上げて切ってみる。なるべく肉の太い部分、真ん中あたりで切り分けた方が味の染み具合とか火の加減がよくわかると本にあったので、ちゅうちょせずに一番太いところを切ってみた。一切れ口に運んでみると、プリプリして。。。ウマいやんけ、これ。




カラシと白髪ネギを添えて。ビールによし焼酎によし。味付けが醤油だけとは絶対に信じられない玄妙なお味。大納得して激闘?一時間の成果を舌で確かめました。ま、チャーシューだけで晩メシにはできないから、あと三品を添えましたけど。




新キャベツの胡麻和え、ワカメの酢の物、ニラのナムル(温泉卵添え)。メインが面倒なんで新キャベツとニラは電子レンジで加熱。手抜きも大事だもん。
チャーシュー四百グラムが一晩で喰いきれるわけはないので、私みたいに独りもんだと、三日間くらいを派生料理で楽しむことができます。




今日のお昼は、生ラーメンを買って来てチャーシュー麺に。ベースが即席と思えないほどのお味になりました。いやウマいのなんの。
あまりに単純なレシピなんで、失敗しようのない東海林風チャーシュー作り。この駄文をお読みの方にもぜひお勧めします。ほんとに簡単なんだってば。

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