2010年1月1日

仮に2月28日が3月1日に変わったところで大きな変化があるわけではないのに、どういうわけか12月31日から1月1日に日暦がめくられただけで周辺がおめでたくなってしまう。新年とは不可思議な呪術性を持つものである。

あけましておめでとうございます。

DPZ(ニフティ主催の傑作ポータルサイト)に掲げられたセリフ、
「ひねくれすぎて素直」
じゃないけれど。

私の実家は兵庫県の川西市で、まあ東京で言えば三鷹ぐらいの郊外型ベッドタウンなのだけれど、地元には清和源氏由来の多田神社なる正一位ランクのお社があるので、片道2キロを遠しとせずに今年も参拝した。家内安全と商売繁盛は例年のとおりではあるものの、今年はかてて加えてこのしょうもないサイトにおいでになる方々のご多幸を、武家の神社に相応しいように「神馬」にかけて祈願をおこなった。今日以後しばらく、ここを覗かれた皆様には源平藤橘のうち、源氏の神様から特別のご加護があると思し召されたい。


       

大阪市内からでは電車を乗り継いで1時間もかかろうかという田舎なのだが、参拝するのに15分くらい並ぶハメとなった。見れば2拍手2礼で真面目に祈願しておられる方の多いこと。
体感的には例年より参拝者が多いような気がした。神仏に祈らねばならないような厳しい状況の人たちが増えたのだろう。

帰途、街道沿いのイズミヤへ行き、テナントのチヨダ靴店で防水加工されたトレッキングシューズを購入した。価7170円なり。



                 
 

馬鹿の大足、という古諺あり。27センチEEEはたぶんその分類に入るとおもう。百貨店などで通勤用の革靴を購入するときも、こいつはいいデザインだと手にとってみる。店員が寄ってきて「いかがですか、お試しになりますか。サイズはどのくらいですか」などと聞く。「あの。27センチから28センチあるんですが」と小声でつぶやく。おおむね聞き返されるので今度は他の客に聞こえるほどの声で「27から28ッ」とdeclearすると、私の身長とのギャップになんじゃその異形の主はといわんばかりの無遠慮な視線が刺さってくる。

そうだろうなあ。28センチなんてね。プロレスラーの桜庭和志と一緒だもんな。身長170センチのいまどきじゃ小男とはつながらんでしょう。

それだけならばまだいいが。「あの。お客さんすいませんが、あの。」 と店員が言い訳する。「まことに申し訳ありませんが、そのお靴はデザイン重視となっておりまして、そいうわけですからあの」つまり大足の主はオシャレな靴なんぞ履く資格がなく、したがって在庫なんぞしているわけがない、と通告しているのである。そのあとに「ご立派なおみ足に似合うと存じますが」と推薦する27センチ以上用の靴たるや、腰が抜けたガマガエルがニタリと笑っているがごとき、なんともしまりのない不恰好なものなのである。だから靴を買いに行くのは嫌なんだ。

どういうわけか、アウトドアとか工事用安全靴とかだと、きちんとサイズはあるんだがなあ。

北日本新聞ネットサイト「webun」によると、富山市内の積雪量は平野部で60センチであるとか。買いたてのブーツがいかに奮闘してくれるか楽しみである。

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