万物は流転する。

人体の不可思議。この世に生を受けて半世紀を重ねてはじめて花粉症なるものになった、はずだったのである。血液検査でもはっきりとスギ花粉アレルギーと記載されていたのに。

昨日は富山市内も終日烈風が吹き荒れて、花粉指数も今年最高の警戒レベルが発令されていた。そんななか、自転車で買い物に走り回っていたのだけれど、多少目がショボつくくらいでくしゃみ鼻水などは全く発生しなかった。あれれと感じたけどまあ念のため、ちょうど抗アレルギー剤がなくなっていたこともあって通いつけの耳鼻科に受診に赴いた。病状の回復を自己判断せずにきちんとお医者様にお伺いを立てる、万事に慎重な正確なのである。人生急いで碌な事はない。

医師もびっくり。この花粉大量飛散期にはいってアレルギー症状が激減していたのである。世ほど日ごろの行ないがよくて、善行に感銘した医神ヒポクラテスが霊力を効かせたのだろうか。まあそれだけはないやろなあ。私の生活が善なるもので構築されているのなら、世のほとんどのヒトは聖人か神になってしまう。


耳鼻科ちかくの製薬会社。社名が秀逸。

カレー屋「デリー」で超激辛の「レッドカシミール」を注文して、サラリーマンにはあるまじき、その日の午後は周囲にニンニク臭を漂わせて顰蹙を買ったのはつい一昨日のことだし。おまけに私にそそのかされて、「ブラックカシミール」に挑戦した同輩は終日大腸の異常反応に苦しんでいたし。

みずほ銀行富山支店はいつもATMコーナーに行列が絶えない。安田財閥濫觴の地である富山県では、旧富士銀行であることから、都銀のわりに地元のわりとお年寄りの利用者が多いのである。仕方がないけれど、どうしても器械操作に時間がかかる。私は無意味に待つことが大嫌いだ。

じつは行内にもATMが1基だけ設置されていて、まずもって利用者がいない。なにしろ目立たぬように設置されているので。行列している年輩者にそんな有益な情報をインフォメーションをしてこの隠されたポイントを失うほどに私はお人よしではない。情報とはコピーされた段階で魔力を失うのである。アリババと40人の盗賊を思い出してみるといい。

クルマが走ってさえなければ信号無視は日常茶飯、小さいお子さん連れの母親がみている目前で暴挙を敢行する事だって平気である。でも富山県民がいくら遵法精神に忠実であっても、左右まったく通行車なき道路で75秒間信号を待ち続けるのは如何なのものかと思う。もしそこへフェラーリテスタロッサが時速00キロのスピードで殺到してきて撥ね殺されたとしても、それだけの椿事に出会ったことをことほいでやるつもりである。Time is money.


軽食喫茶「ドリアン」。なんでもできる不思議な店。


まあ人間の身体なんて複雑系のかたまりみたいなモノだから、ガンが消えてしまうこともあるそうだし花粉症が治る事だってあるのだろう。ちょっと宝くじにあたったような幸運なのかもしれない。フラクタルに考えるなら、かの富山ブラックラーメンを愛用したことによって醤油に含まれるというアレルギー軽減酵素が体内で活性化したとも考えられる。なにしろ濃口醤油を思い切り煮詰めたようなスープだからな。きっとそうに違いない。近日中の再訪を約す。

ところで、ホントにアレルギーには醤油の成分が効くようですよ。
http://www.higashimaru.co.jp/sikisokai/index.html

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