ダイエット なんて知ったことか。

パワーランチっていっとき流行りましたね。エリートサラリーマンが、フレンチレストランで商談を兼ねて2時間くらいかけてメシ食うの。きちんとワインも飲んだりして。ああなつかしのバブル時代かな。あのころは、そんな方々をマネしてちょっと高めの昼飯をわざわざタクシーに乗って出掛けたこともあったっけ。




越中富山の不採算営業所では、お昼からフレンチ(つうか、富山市内にフレンチレストランってあったっけねえ)なんて訳にはいきまへん。といってオフィスのご近所では、月に幾度も同じ店に行くことになって、これもつまらん。そう、お前の話はつまらん。なんて。

いちおう営業車で動く毎日なので、営業ついでに市内各所のグルメポイントを訪れることは可能であります。そのなかで、「行こう!」とデクレアした際に、ほとんど反対意見が出ないのが総曲輪千石通り商店街の「一平飯店」なんですね。みんなのあこがれの名店。




名物に旨いものなしといいますが、当店名物の肉団子はそのジンクスを打ち破る一品。ひと皿800円なのに、おだんごがこーんなに沢山、な盛りにも感動しますが、カラリふわりとした食感に、ちょっとむせるくらいの甘酢加減が何とも言えまへん。肉団子を平らげた後の、トロトロをメシに掛けて食うのもまた楽しからざるや。




うっすらソース味のヤキソバでござい。ソースの味は少しウスラぼけていて、先ほどの肉団子の写真のごとくピンボケなんですけど。微妙に中華ダシがきいていて、箸が止まらない。そういえば大阪時代の後輩に、1人そんなキャラなのがおったなあ。君のことだよ、何樫君。自分のことだとはわかるよな。そのうちぜひ越中へ遊びに来るように。




ヤキソバに炒飯を合わせるのは、関西人ならではの炭水化物二段積みでござる。あっけにとられる社員をしり目に、とっとと発注してしまう。しかも「大盛」で。チャーシューがいっぱい入って、塩味のよくきいたこの炒飯は、最後は奪い合いになりかねないので、いちばん若いのに「残り、食っていいよ」と禅譲する。五十男があさましく食欲を発揮してはちょいとみっともないからねえ。

三人がかりで、一気に喰い進む昼食はイキモノのエナジーを感じて、なかなかええもんです。おまけに費用はわずかに2100円なり。パワー満点なりけり。メシはこうやってたらふく喰わんとあかんね。ダイエット?知ったことか。

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